日本人の宗教観について

 伯父の邦光史郎の著書によると、多分に曖昧なところがあるのだそうだ。

 しかし、始まりは神、終わりは仏、というざっくりとした決まりのようなものはある。

 正月は神社に初詣。初節句は神社。結婚式は神前(コレは今は少なくなったが)食い始めは神道

 一方、年末除夜の鐘は勿論寺。(コレをうるさいというどタワケがおるそうだ)死ぬ時は仏。

 さらに、海外の宗教も特に排除することも無く、土着の信仰も尊重して来た。

 他国の宗教間の軋轢は土着信仰、異なる宗教を邪宗として排斥してきたものが多い。

 それ故、日本ではそれ程大きな宗教派閥間の闘争が無かった。

 全てに当てはまるわけでは無いが、曖昧か寛大かは、結論の出ないところであろう。

 つまり、そういうスタンスが日本人の宗教観なのだ。